こんにちは、音羽ひかたです。


私は妻のがん再発予防のために、毎日続けられる体にいい生活習慣を探しています。

その中で運動について調べていたときに、運動と乳がんの関係についての研究をけっこう見つけました。
運動3
こんなにも研究されているのかと感動しました。

今回は、その中から国内と海外の研究を1つずつご紹介します。



◆日本での研究
まずは日本の国立がん研究センターを中心としたグループの研究です。

研究対象は、40~60歳の日本人女性約5万人

1990年から2007年まで、1人あたり平均14.5年間も追跡!

日常の活動以外の運動(余暇運動)をどれくらいしているかによって、以下の3つのグループに分けました。

 ①月3日以内
 ②週1~2日
 ③週3日以上

この3つグループを比べることによって、余暇運動と乳がんのリスクを調査。

その結果、週3日以上余暇運動をしているグループは、月3日以内のグループよりも27%も乳がんリスクが低いことがわかりました。


いっぽう、活動の量についてはあまり関係ありませんでした。
(閉経後のホルモン受容体陽性の乳がんでは関係アリ)


つまり、運動の量はともかく、頻度を上げるとリスクが下がるということですね。

「量はともかく」というのが魅力的。



◆海外の研究
カナダのオデットがんセンターが、過去に行われた様々な研究結果をまとめて分析した論文があります。

それによると、

肥満(BMIが30を超える)または太りすぎ(BMIが25~30)の人は、
 乳がん死亡率が高い。

・治療中または治療後に体重の増加が10%を超えると、
 再発のリスクが高まる。

運動をすると乳がんによる死亡率が約40%低下する。

この場合の運動は、少なくとも週5日、30分以上の中強度の運動、または週75分の高強度の運動に加えて、週2~3回の筋力トレーニングだそうです。

ただし、乳がんの患者さんでこれを継続できた人はほとんどいなかったと言っちゃってます。

連続30分はムリでも、10分を3回に分けてならできそうな気がしますね。

運動を習慣化すれば体重も増えにくくなるので、再発予防としては最高です。


そのほか、週に合計1時間以上のウォーキングなどを行っていた人は、乳がんの再発リスクが約25%、乳がんによる死亡リスクが約35%低かったという研究結果もありました。

思った以上に、運動ってスゴいですね。

どんな運動ならムリなく続けられるか、もうちょっと考えてみたいと思います。


それではまた。


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