妻に乳がんが見つかったとき、腫瘍が3つありました。

1つはホルモン受容性陽性HER2陰性Ki-67が38ルミナールB型、病期はステージⅡB

残る2つのうちの1つはHER2陽性

そのため、治療は以下の5つを行いました。

  ・外科手術
  ・化学療法(TC療法)
  ・分子標的療法(ハーセプチン)
  ・放射線治療
  ・ホルモン療法(タモキシフェン)


それぞれの治療直後は体調を崩して大変そうでした。

でも、手術から1年半が経過し、体調も落ち着いてきたようです。

そこで今回は、今の体調について整理したいと思います。



◆外科手術に伴う体調変化
手術では、腋窩リンパ節郭清を実施。

リンパ節を20個切除しました。

神経も一部切除したため、その部分の感覚がなくなりました。

しかし、手術から1年5ヶ月には感覚が戻ってきました。
⇒リンパ節郭清をした妻のわきの下に、感覚が戻ってきました

また、懸念していた「腕のツッパリ」も、

病院で教わった「ラップの芯を使ったストレッチ」のおかげで予防できました。
⇒退院後の注意点について、妻に振り返ってもらいました

手術による変化としては、

手術跡を押すと鈍痛があるくらいのようです。



◆化学療法に伴う体調変化
化学療法の最中や、終わった直後はいろんな症状が出ました。

  ・じんましん
  ・湿疹
  ・かゆみ
  ・脱毛
  ・手足のしびれ
  ・食欲不振
  ・味覚障害
  ・胃痛
  ・むくみ
  ・息苦しさ
  ・体力低下
  ・筋力低下
  ・かかとの皮がはがれる
  ・歯に菌が入って化膿
⇒化学療法中に歯の治療をすることになったときのことを、妻に振り返ってもらいました

やはり、化学療法の破壊力は凄まじい・・・

化学療法が終わってから1年4ヶ月になろうとしている今、

症状はかなり改善しているとのこと。



髪の毛はややくせ毛になって、頭頂部が薄くなったものの、

ブラシの毛先が頭皮に当たらないほどの髪の量になりました。
⇒抗がん剤治療で妻の髪の毛がなくなってから1年4ヶ月後


歯も抜かなければならないかと思いましたが、

腕のいい歯科医師のおかげで抜かずに済みました

現在も治療中ですが、快方に向かっています。


今も残る化学療法の影響は、

手足のしびれだけだそうです。



◆分子標的療法に伴う体調変化
分子標的療法を始めてから8ヶ月後に、

爪がはがれたり、割れたりするようになりました。
⇒ハーセプチンの副作用でボロボロになった妻の爪

そのうち、指の第2関節までの皮までボロボロに。
⇒ハーセプチンの副作用でボロボロになった妻の指先のケア

薬剤師さんに教えてもらった「ヒルドイド系の薬」によって改善しました。
⇒妻が薬剤師さんに教えてもらった指先ケアヒルドイド
今も爪の強度は弱いままですが、

ヒルドイド系の薬をぬることで、

爪がはがれたり、割れたりすることはなくなりました。



◆放射線治療に伴う体調変化
放射線を照射した部分が日焼けしたように黒くなりました。

これまた日焼けのときと同様、皮がめくれたりもしました。

また、放射線を照射した部分で、下着にあたる部分にかゆみが生じたとのこと。

今は、日焼けのような黒さはおさまってきました。

かゆみについても、ヒルドイド系の薬で改善したとのこと。

放射線治療の影響はほとんど残っていないようです。



◆ホルモン療法に伴う体調変化
ホルモン療法を始めたころは、

手足のしびれ気分の落ち込みがありました。

気分の落ち込みについては漢方薬で改善。
⇒ホルモン療法をはじめてからの気分の落ち込みへの対処加味逍遙散
手足のしびれはまだ残っているようです。


ホルモン療法は現在進行中。

これから改善するかもしれませんし、

別の症状が出てくることもあり得ます。

とりあえず現時点では、手足のしびれのみということになります。



以上、乳がんの治療に伴う体調変化を整理してみました。

まとめると、今でも残っている症状は、

  ・手術跡の鈍痛
  ・手足のしびれ
  ・爪の強度不足


妻が特に気になるのは「手足のしびれ」ということなので、

その改善方法について調べていきたいと思います。


それではまた。


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